バイクの種類は意外なほど多い

バイクの種類は意外なほど多い

一口にバイクとは言っても、実際は色んなバリエーションがあります。
市場では大きなくくりで種類分けされており、人それぞれの好みに応じて選べるのが特徴です。

例えばシンプルでクラシカルなデザインを持つのがロードバイク(シングルバイク)です。
ヤマハのSRやカワサキのエストレヤ、ホンダのCB400など多くの車種があります。
最もシンプルで癖がなく、小回りが利くので様々な用途に使えます。
その反面振動が激しく、乗り続けると疲れやすいのがデメリットです。

市街地や街乗りに特化したストリートバイクという種類もあります。
ロードバイク並にシンプルな構造で、カスタム性の高さが最大の強みです。
街乗りであれば非常に適したモデルですが、シングルバイク同様に振動は激しいので注意しましょう。
代表的なモデルはヤマハのTWやスズキのバンバン、カワサキの250TRなどがあります。

カスタムを楽しみたいのであればアメリカンも候補に入るでしょう。
アメリカンはフロントフォークが長く、車体全体をローダウンしたフォルムが特徴です。
主に長距離走行・直線での走行性に優れており、ツーリングやドライブに最適な種類です。
ヤマハのドラッグスターを始め、アメリカンバイクは様々なバリエーションが存在します。
その反面車体価格は少し高めで、小回りは利きづらいのがネックです。

林道や山道、砂利の多い場所を走行するのに適しているのがオフロードです。
街乗りにもある程度は適していますが、シート高が高いため脚付きが悪くなる点に注意が必要です。
その一方で加速性能は素晴らしく、車体が軽いので高速走行に優れています。
初めてのバイクには向いていませんが、アウトドアにはもってこいのバイクと言えるでしょう。

ツアラーやスポーツ・ネイキッドの違い

バイクには、他にもツアラーやスポーツバイク、ネイキッドなどの種類もあります。
これらはいずれもデザインが似ていますが、細かな点や適した用途が少し異なります。

ツアラーはツーリングに適したバイクです。
スポーツバイクと同様にフルカウルデザインですが、走行性能よりも乗り心地に重点を置いています。
そのため、ツーリングに向いている点が大きな違いになっており、長時間運転でも疲れにくいのが魅力です。
ただし車重があり、販売されている車種の大半が400cc以上になっています。

スポーツバイクはツアラーと同じくフルカウルデザインのバイクです。
デザインはほとんど一緒ですが、元々はレーサー用バイクであり加速性能などに優れます。
走りに特化した点がツアラーとの大きな違いで、車体が軽いことからスピードを求める方に適します。
しかし車体が軽く、高速走行時は不安定になる場合もあるので運転には注意が必要です。

そしてネイキッドは、スポーツバイクなどからカウルを取り外したベーシックなバイクです。
ノンカウルデザインですが、自動車教習所ではポピュラーなバイクになっており、安定性・走行性能などの総合バランスに優れています。
走りを楽しみたい場合はもちろん、ツーリングや旅行、アウトドアなど様々な用途に使えます。
その反面、特化した強みが無いことから、個性に欠けてしまう点がデメリットです。
またネイキッドは人気車種が多いため、盗難に遭いやすいこともネックと言えるでしょう。

まとめ

どのバイクを買うかは個人の好みや目的によるかと思います。
特に用途や目的はしっかり絞っておいたほうが良いでしょう。

通勤にスポーツバイクやオフロードは向きませんし、高速道路や山道走行にストリートバイクは適していません。
デザインの好みも大切ですが、まずはバイクを買う目的を明確にしてから車種を選びましょう。