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大型バイク教習への道

大型バイク教習への道

大型バイク教習への道

1997年にバイクの大型免許の取得について教習所の卒業検定に合格すれば免許センターでの実技試験が免除されること二なりました。
今から20年以上前の話なのですが、バイクの歴史を考えるとそれほど古い話ではないというのが実感と言えるでしょう。

限定解除とは

1997年までは、401cc以上の排気量を持つ大型バイクに乗るために必要なのが限定解除という免許だったのです。
これが今でいうバイクの大型免許のことですね。
長い間取得が難しく、免許センターで実技をパスする合格率というのは5%とか10%と言われていたのです。
昔、限定解除を果たした多くのバイク乗りは大きな特権を得たかのようにふんぞりかえっていたのです。
それでは、限定解除はなぜ、そんなにまで難しかったのでしょうか。
大型バイクは、操縦に熟練の技術が必要ですから、十分な経験者のみ免許取得が可能であるとしたのです。
これはもっともらしい説明のように聞こえますが、大型バイクの操縦に相応の技術が必要でしたら、それを教えるところがあって然るべきと言えるでしょう。しかし、当局はその施設をつくろうとしなかったのです。
バイクの三ない運動というのもありましたし、バイク人口を減らそうとした、あるいはこれ以上増やしたくないといった意思が感じられるといったら言い過ぎでしょうか。
そして、実際にバイク人口が減ってきたときを見計らったかのように、教習所で大型バイクの教習が始まったのです。
車の免許をとるための教習所や全国至る所にあるのに、車よりも操縦が難しい大型バイクの教習施設は1997年まではなかったのです。
行政の言い分は的を得ているようで、やっていることは実に非合理だったということですね。限定解除の合格率が低かったのもそのせいといってもいいでしょう。

大型バイク教習の前に 引き起こし

教習所では、まずはバイクの取り回しを行います。
これができないとバイクの教習は受けられないのです。
最初はセンタースタンドで立っているバイクのスタンド外し、そして押してあるきます。
次にセンタースタンドをかけます。
ここまで、多くの人は不安を抱えながらも何とかできるでしょう。
しかし、多くの人が高いハードルと感じるのが、倒れているバイクの引き起こしです。
教習所の大型バイクは750ccですが、それでも230kgは優にあります。
当然ですが力まかせに起こそうとしても、引き起こすことはできません。
膝を曲げた状態から、足の筋肉を使ってバイクと一緒に立ち上がるようにしなくてはいけないのです。
コツがわかればできるのですが、それがわかるまでは誰もが途方に暮れてしまうのです。
もっとも、教習所のバイクはエンジンを保護するバンパーが付いているので完全に寝た状態ではなく、斜めになっているバイクを引き起こすのでコツがわかれば女性でも簡単に引き起こすことができます。

大型バイク教習の前に 適性検査

バイクの引き起こしは、それが大型バイクの教習を受けるための条件となるので、力でもコツでもなんでもいいので引き起こしができなければそこで門前払いとなります。
なんとか引き起こしができたら、次に適性検査となります。
知能指数のテストに似ているのですが、性格判断や心理テストのような問題も出題されます。
多くの人は、総合判定で「運転することに支障ありません」という判定となります。
しかし、「支障あり」と出てしまうとやはりここでも門前払いとなります。
どういった人が、運転に支障ありとなるのか興味のあるところですが、よほどのことがないかぎり大丈夫でしょう。

大型バイクの教習を受けるために まとめ

大型バイクの教習を受けるためには、バイクの引き起こしとバイクを乗る敵性があると認められなければなりません。
性格診断的なものも含めて、攻撃性がるとか、協調性に欠ける、判断力に優れているなど、様々な状況で評価されます。
これは概ね正確とされているので、結果は知らされるのでその結果と向き合いながら、大型バイクの教習が始まるというわけですね。