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バイクの装備

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何を着るべきか…。
街乗りや買い物、そこらをちょっとひとっ走りするだけなら何を着てもかまわないでしょう。
実際、スーツ姿でレーサーレプリカを乗り回しているライダーもいないわけではないのです。
そういう人は営業の外回りにバイクを使っているのでしょう。
ところで、1日に300キロから500キロも奏功して、それを3日から1週間、あるいはそれ以上も走り続けるツーリングとなると、話はまったく違ってくるのです。
基本的には何を身につけてもかまいません。
肝心なのはものを選ぶときに押さえておくポイントなのです。
一見、いかにもバイク乗りにふさわしいデザインのジャケットやブーツに裏切られることは決して少なくありません。
見た目と雰囲気だけで選んだものは、難の役にも立ちません。
それどころか、旅の足を引っ張る邪魔者にもなりかねないのです。
さらにいうと、バイクライフにおいては、ブーツやグローブなどのこまごまとしたものが、言葉通りの意味での実用品であるのと同時に、バイクライフを豊かにするうえで実質的な役割を担うのです。
それでも、バイクライフを豊かなものにするために高価な品である必然性はまったくないのです。

バイク乗りのヘルメット
ヘルメットにはフルフェイス、オープンフェイス、半ヘル型などがあります。
オープンフェイスのヘルメットにはシールドがつくのが一般的ですが、クラシックなゴーグルも似合います。
ゴーグルはお椀型の半ヘルのヘルメットにも欠かせません。
若いライダーの中にはゴーグルのかっこよさに憧れてバイクに乗り出した人も多いでしょう。

ヘルメットは人名と直結している装備といっていいでしょう。
だから、命を惜しんではいけません。
JIS規格とスネル規格を通っているものが望ましいでしょう。
これは、ヘルメットの内側を見るとシールが貼ってあるのでわかります。
いくら安くても、その分ガソリン代に回せるという気持ちもわかるのですが、ディスカウントショップなどで買うべきではないでしょう。
バイク用品店やバイク販売店でしたら品数も豊富ですし、専門知識を持った店員がヘルメットのサイズなどもチェックしてくれます。
ヘルメットの選び方を解説している本を読むよりも、お店に行って実際にいくつも被ってみるのが手っ取り早いです。
ベテランライダーの中には「もう20年も使っている」といった博物館行きが似合いそうなヘルメットを愛用している人もいます。
それも、なんとなくかっこいいけれど、ヘルメットを構成する化学素材は経年劣化してしまうので、本来のヘルメットの機能を発揮するには、使用期限は5年程度とされています。
20年者間無事故だったのですから、これからも事故を起こさないとは誰にも断言できないのです。
その人がいくら完璧な人間であったとしても、周りにいるのは完璧とはほど遠い人間達なのです。
事故は向こうからやってくる場合だってあるのです。
いや、むしろそのほうが多いと思っても間違いではありません。
一度事故に遭ったヘルメットはもちろんのこと、落としたヘルメットは外観が破損していなくても、内臓破裂というべき状態になってしまっているのです。
要するにヘルメットとしての機能を失っているということです。
役に立たないヘルメットを後生大事にかぶり続けるのは、パンクをしたタイヤで走り続けることと同じなのです。

これまでのことは一般論ですが、実際は何をかぶろうと、それを決めるのは各人の自由なのです。
粗末なヘルメットだろうと、内装がボロボロになったヘルメットだろうと、自分の命なのですから、それは覚悟のうえでしょう。
他人がとやかく口をだすことではないのです。
長く使っているヘルメットは自分の体の一部になっていてなかなか手放せないものですからね。