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簡単に取得できる原付免許

簡単に取得できる原付免許

簡単に取得できる原付免許

バイク免許は気軽に取得できる免許とも言えますが、その中で最も簡単なものが原付免許です。
原付の名前で知られていますが、正式には「原動機付き自転車」という区分のバイクを運転する際に欠かせない免許です。

原付きは50cc以下のバイク全てに乗れる免許で、自動車免許を取得すれば誰でもこの免許が付随します。
しかし、個別に取得することも可能で、16歳以上の方なら誰でも取得できるのが特徴です。
簡単な講習が3時間と適性検査が行われ、学科試験で合格すれば即日発行されます。

免許の取得費用が最も安く、1日で取得できることから身分証明証代わりにも便利です。

ただし、道交法では制限速度の上限が30kmと定められており、一部除く交差点での二段階右折が義務化になっています。
二人乗りも禁止されています。

小型~大型の違いと乗れる排気量の違い

51cc以上のバイクを運転するには、それに応じたバイク免許を取得する必要があります。
一般的なバイク免許は小型・普通(中型)・大型の3種類に分かれており、それぞれにAT限定免許が設定されています。
AT限定免許では、クラッチやギアチェンジ操作をするバイク(通常はスクーター以外)を運転できません。

最も取得しやすいものが小型二輪免許です。
原付二種とも呼ばれる区分で、125cc以下のバイク全てを運転できるようになります。
一般には小型バイク免許と呼ばれていますが、法定制限速度は60kmで、かつ二人乗りも可能な免許です。
原付きよりもこうした法定条件が拡大されており、16歳以上の方が取得できます。

その反面、高速道路や一部自動車専用道の走行ができません。
普段の足としてはとても便利な区分ですが、高速道路を使いたい場合は注意が必要です。

2つ目の普通二輪免許(中型)は、400cc以下のバイク全てを運転できるようになる免許区分です。
16歳以上なら誰でも取得できるバイク免許で、バイク免許で最もポピュラーな区分になっています。
市販されているバイクの大多数が126cc~400ccになっており、バイクを楽しむならまず取得すべき免許とも言えます。

中型は法定制限速度が60kmで二人乗りも可能なうえ、高速道路などの走行も認められています。
基本的な交通ルール自体は自動車と何ら変わらず、小型以下で見られる制約もいっさいありません。
16歳以上なら取得できる点も魅力と言えるでしょう。

そして大型二輪免許は、排気量の制約を受けずにどんなバイクでも運転できる免許です。
人によっては「限定解除」と呼ぶこともありますが、海外のバイクや大型バイクを運転するなら取得すべき免許と言えます。
取得条件は18歳以上ですが、排気量の制約を受けずに運転できるのが魅力であり、ツーリングやアウトドア、旅行など様々な用途に適しています。

その一方で、大型はバイクの車重があり、車体そのものも大きいことから運転技術が求められます。
最初から大型を取得する方が少ないのもこうした事情があるからです。
まずは中型を取得し、バイクに慣れてから大型にステップアップする方も多くいます。

なお、小型~大型は運転免許試験場の一発試験か、教習所へ通って取得する方法の2つがあります。
教習所の場合、それぞれの免許区分によって講習時間や費用が変わります。
すでに何らかの免許を持っていると、学科の講習時間が短くなる場合もあります。

まとめ

なお、小型~大型はそれぞれ原付きも運転できますので、別途原付免許を取得する必要はありません。
どの免許を取得するかは個人の好みによるため、費用や乗りたいバイクに合わせて取るのが望ましいでしょう。
いずれにせよ、まず乗りたいバイクを選んでから免許取得を目指すのがおすすめです。